Artisan RMシリーズ-宴Staffレビュー

今回Artisan様のご厚意によりRMシリーズの試作品をレビュー用としていただきました。早速期待の製品をチェックしていこうと思います。
Artisan RMシリーズとは

第一回 CS:GO JAPAN LEAGUE 宴 各部門優勝チームに配られたArtisanの試作品マウスパッド RMシリーズ。RMシリーズとはArtisanの提唱している「滑走面は消耗品」を解決するために、マウスパッドの滑走面とベースマット部分が別となっています。これにより滑走面が消耗しても滑走面だけを張り替えることが可能となっており、発売前から国内外問わず注目をあつめている商品です。
内容物チェック

それでは早速内容物をチェックしてみましょう。
中身は複数の滑走面とベースマット、滑り止めマット、マウスソール、説明書が入っています。
滑走面は飛燕と紫電改、そして紙の様な新滑走面(以後、布紙)の三枚から選ぶことが可能です。

飛燕と紫電改は今まで発売していた別シリーズの滑走面と変わりがあまり感じられなかったので、今回は試作品である布紙を中心に紹介したいと思います。
新滑走面をチェックする
今回、新しく試作品として封入されていた滑走面の表面を触ってみると、他の滑走面に比べてかなり薄く高級な障子紙の様にツルツルしており、軽快にマウス操作が出来そうです。しかし布の様な紙とはいっても紙に近いので、説明書にある通り近くで飲み物を置いたりするのはやめておいたほうがいいかもしれません。

実際にベースマットに布紙の滑走面を貼ってみました。布紙の滑走面はかなり薄い為、一見空気が入りやすそうに見えます。しかし滑走面の繊維の間から空気が抜けてくれたのでしょうか。空気が入る様な貼り方をしても滑走面とベースマットの間に空気が入る様なことはありませんでした。しかしベースマットと滑走面を比べるとベースマットの方が大きい為、真ん中に貼ると滑走面の端からベースマットが見えてしまいます。普段左右どちらかに偏ってマウスパッドを使用しているユーザーは普段使っている方向に偏って貼ったほうが使いやすいと思います。
注意してほしいのが、ベースマットに張り付けた状態で移動させる場合です。
ベースマットが柔らかい素材でできている為、薄い滑走面を張り付けた状態で移動させようとすると、たわみが発生し滑走面に皴が出来そうになりました。飛燕や紫電改では滑走面が固めなので起きなかったのですが、もし販売開始した後も布紙がこのままの仕様なのであればマウスパッドを移動させる際は注意したほうがいいかもしれません。
付属していた滑り止めマットに関しては、今自分の使っているデスクがベースマットと相性が良かった為、使用していません。しかし薄めに作られている為、実際に使用したとしても気にならないでしょう。
「RMシリーズ」でCSGOをプレイ

製品紹介はこのあたりにしておいて、実際にゲームで試してみましょう。
CSGOでの試合で早速使用してみた所、初動が遅い代わりに操作中の滑りやすさと、止めようと思ったところにピタッと止まる様な感覚で最初は少し戸惑いましたが、すぐに慣れることが出来ました。昔コピー紙でプレイしたことがあるのですが、それに滑り心地を少し追加したような感覚です。
初動が遅いという事は、手元で微調整するようなマウス操作をした際にゆっくり動きます。これにより細かな操作もやりやすい為、CounterStrikeをプレイするのにピッタリの滑走面だと思います。
しかし、RMシリーズは滑走面がArtisanマウスパッドのLサイズに相当する大きさなので、私が普段使用しているマウス感度(400DPI ゲーム内感度1.6)だと滑走面の端まで使用する事が多く、ArtisanのLサイズだと滑走面の部分が微妙に足りなくなります。今まで使用してきたArtisanのFXシリーズやClassicシリーズだとマウスパッドの外にマウスが出るだけだったのですが、RMシリーズだとベースマットが大きめに作られている為、滑走面からマウスが出てしまうとベースマットの部分にマウスが触れてしまう為、操作感の低下が感じられました。過去にArtisanが「Lサイズで大きさが足りないのであれば、設定がおかしい」と言っていたので、マウス感度などを変更できるユーザーは変更してしまったほうがいいと頭に入れておくといいかもしれません。
まとめ

RMシリーズは マウスパッドの滑走面とベースマット部分が別となっているので、消耗してもすぐに張り替えることによりプレイヤーのベストコンディションを常に保ち続ける事が出来るマウスパッドです。
今回取り上げた布紙でのフィーリングは、動作中の滑り心地と止めた際の急停止感が良いのでCSシリーズやスピードの速い&正確なエイミングが求められるゲームでも満遍なく使用できるでしょう。
ただ布紙の滑走面だと、マウスパッドを移動させた際にすぐに皴になるせいで現状だとオフラインなどの持ち運ぶ機会があった際に注意しないといけません。持ち運ぶ際は 新しく交換用の滑走面を持っていくほうがいいかもしれません。
ただそのデメリットを補って飛びぬけた操作感の良さは、流石Artisanの技術力といったところです。発売開始されれば、人気のマウスパッドになるでしょう。